ラオスで会ったフランス人が、僕の旅人生を変えた。

僕は大学入学後からの3年間で、日本全国47都道府県中36都道府県を制覇した。

正直なことを言うと、入学後はずっと海外に行く気満々で、日本を旅するという発想はなかった。

しかし、ラオスで会ったフランス人のおかげで、日本を旅しなければと思い始めた。

この記事では、そんな僕の恥ずかしいストーリーを振り返ってみようと思う。

大学1年の夏、僕はラオスに行った。

事の始まりは、2015年夏、東南アジアの国ラオスに行った時だった。

ラオスはベトナムとタイ、カンボジアに囲まれているものの、多くの人はどこにあるのかよくわからないような国。

そんなラオスという国のルアンパバーンという街を旅していた。街自体が世界遺産にもなっている。

フランスの植民地だったこともあり、街並みは場所によっては西欧、夜はマーケットといったヨーロッパ文化とアジア文化が融合していたりもする。

そんな街並みをプーシーの丘という小高い丘から一望できるので、歩いて登っていった。

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河は決して綺麗ではないが、すごく印象的で何だか心に残る景色だった。

フランス人が僕に話しかけてくる。

そんな景色を見ている時に、あるフランス人の男性が僕に話しかけてきた。

「お前は日本人か?」

「そうだよ」と僕は答える。

「このルアンパバーンの景色は福岡に似てると思わない?」

回答に困った。なぜならこの時点で僕は大阪より西側の日本に訪れたことがなかったのだ。

しかし、それを認めてしまうと日本人としてダサい。何で日本人なのに訪れたことないんだと言われそうだった。

その時の僕は、プライドが高い人間だったので、こう答えた。

「確かに似てるよね。僕もそう思う。」

3年たった今でも忘れない。あの時の嘘をついた罪悪感とダサさの感覚がまだ心に残っている。

やりきれない申し訳なさが僕の心にあった。

その時同時にこう思った。「海外を旅する前にまず日本を旅したい!」

彼がいなかったら、僕は日本は旅せず、海外をバックパッカーとしてまわっていたと思う。彼が僕の旅人生を変えた。

日本人なのによく日本を知らない恥ずかしさ

この記事では、日本人だったら、日本をもっと知っておけ!という主張をしたい訳ではない。別に知らなくてもいい。

ただ、少なくともあの時の僕は、フランス人の方が福岡に行ったり、日本をよく知っているのに、自分が知らないことが恥ずかしかった。

もっと言えば、観光学を勉強して、日本を世界に発信したいという想いがあったのにも関わらず、自分が日本を一番知らないという恥ずかしさ。

そして嘘をついた自分がダサかった。

だから僕は、日本を旅する。

その半年後、僕は、あのフランス人がルアンパバーンの景色に似ていると行っていた福岡を訪れた。そのまま九州を一周した。

大2で、東北、沖縄を、大3で北陸を制覇した。僕が日本を旅する理由は、日本に来たい外国人にしっかり日本の良さを伝えられ、自分自身がもっと日本の魅力を発見するためだ。

あの時、フランス人に「このルアンパバーンの景色は福岡に似てると思わない?」と言われたのもきっと何かの縁があったに違いない。

もしまた会えるなら感謝を言いたいほどだ。だってそのおかげで僕は日本を旅してこれたのだから。

ただ、最後に1つだけ言わせてほしい。

ルアンパバーンと福岡の景色は全く似てなかった。