どうもこんにちは!中村創(@soooo_nakamura)です。
6月に初めて断食に挑戦したことで、人間は3日間塩と水しか摂取しなくても生きていけることを自らの身体で体感しました。
しかし最近、断食のはるか先をいく新しい食のスタイルを知ってしまいました。
それが“不食”です。
あなたは、肉や野菜などの固形物はもちろん水も一切摂らない人や18年間1日青汁1杯しか飲んでいない人がいるがいたら信じることができますか?
この記事では「食べない人たち」という3人の不食の方の体験談が書かれた本を参考に、
- 何も食べない不食ってどういうこと?
- 食べなきゃ餓死するのが当然だと思ってた
- 不食をすると身体はどう変化するの?
このような疑問を晴らしていこうと思います。
僕自身も不食ではないですし、食べるのが大好きなので、不食をオススメしたいわけではありません。
しかし、“不食”というスタイル自体が非常に面白いので家族や友人の会話のネタになればと思います。
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Contents
「食べない人たち」に登場する3名の不食者
食べない人たちは、
秋山佳胤さん 弁護士。日本の不食の第一人者
森美智代さん 1日青汁1杯で18年
山田鷹夫さん 無農薬・無肥料の魚沼こしひかり生産者
の不食実践者3名による体験談で2014年に発売されました。
筆者それぞれで本を出されており、本書は共著という形になっています。
テーマは同じでも3名が不食に対して同じ意見ではなく、少し違った視点を持っており、比較して読むことができるのも本書の魅力です。
不食と断食は正反対の立場である
不食となんの前置きもなく言ってきましたが、断食と比較した上で、その定義を明らかにします。
断食
「人は食べなければ生きられない」、正しい食事をすることが目的。修行。
不食
「人は食べられなくても生きられる」、そもそも食べないことが喜びになってくる。快楽。
まず断食と不食は前提が異なることがおわかりいただけたでしょうか。断食は健康目的なのに対して、不食は食べないこと自体が楽しいとのことでした。
じゃあ食事の代わりに何で栄養摂取してるのかと思いましたが、
秋山さん 宇宙のエネルギーである「プラーナ」
森さん 1日青汁1杯
山田さん 微食として栄養的にあまり意味のない生野菜
を摂取しています。
そして本文には、
いくら知識で判断しても、不食はわかりません。何度もいうように不食は知識ではなく、行為であり体験だからです。
と記載されていました。
なので、いくら胡散臭いと思ったとしても、これは自分自身が体験してみるしか照明の方法がなさそうです(笑)
不食の効果は?身体の変化は?
気になる不食の効果ですが、個人的にこれは大きいだろうなと思った効果を2つピックアップしてみました。
1.体力がついて健康になった
食べないのに体力がつくというのは医学的に意味わからないと思いましたが、秋山さんは不食になってから体力がついたそうです。
彼はプラーナという宇宙エネルギーを摂取しています。森に行った際の自然エネルギーやパワースポットに行くと強く感じるものです。
そのため森で遭難して、水も食料もなかったけれどいつも以上に元気に過ごしたというエピソードがあり非常に印象的印象的でした。
2.食事時間が浮いて自由時間が増えた
断食をした際、僕も強く思いましたが、食事の時間がないととにかく暇です。
多分1日2時間くらいは時間が増えます。 結果的に消化に身体のエネルギーを使わなくていいので睡眠時間も短くなり、自由時間が増えるという点については、すごく共感できました。
他にも病気が治ったことや無条件に他人を受け入れられるようになったことが挙げられていました。
不食の人はなぜ餓死しないのか
「食べ物がなくて餓死する人がいる中で、なぜ不食の人は生きてられるの?」 あなたも僕と同じように思ったかもしれません。
その疑問に対する回答も記載されていました。
体は食べないことに慣れるにつれて、恐怖の観念はしだいに薄まっていきます。しかし、一日一食が習慣化しても、それでも「人は食べなければ飢えて死ぬ」という潜在意識からの情報におびえている自分をしばしば自覚することになるでしょう。
個人的には自発的か受動的かの違いかなと考えます。
飢餓に関しては、自分がなりたくてそのような状態になったわけではありません。食料がなくて飢餓という状態になってしまっているのが現実です。
それに対して、不食は自らがそうありたいと思って選択した結果です。人は食べなくても死なないという原体験があるから、不食が成り立つのではないでしょうか。
不食という生き方が持つ人類の未来の可能性
日本は少子高齢化で人口減少が進んでいますが、世界全体を見渡せば、人類史上最大に人口増加が進んでいます。 その結果、未来の水不足や食糧危機が騒がれています。
食糧危機に備えて食用の昆虫を育てている会社もあるとニュースで紹介されてるくらいです。食料自給率が低い日本も例外ではないですね。
「食べない人たち」を読み、不食を実践する人が増えたなら、食料や水問題で人々が争うことはなくなるのではないかと個人的には思いました。
だってみんな食べなければベジタリアンとかビーガンとか関係ないですし、地球の環境めちゃくちゃよくなりそうですもん!
人類の未来の可能性は不食にあるのかもしれないですね。
本書は“不食”という新たな世界を見せてくれる良本なので、興味を持った方はぜひ読んでみてください。
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秋山さんの本も面白かったです。
ではまた!