約束の夏が終わった。でもゲストハウスはできてない。

ゲストハウスを2018年の夏までにつくります!

そう自信満々に宣言したのが、去年の10月でした。多くの人に記事を読んでもらい、素敵な応援コメントをいただきました。

2018年夏にゲストハウス「Takuand」をオープンします!

同じ大学の友人からは、「できたら手伝わせて!」と声をかけてもらい、至る所で「ゲストハウスをつくりたいんです!!」と言って回っていたこともありました。

でも、事実、期限の夏が来てもゲストハウスはできていません。

多くの人に期待してもらったからこそ、自然消滅で終わりではなく、何が起こったのかしっかりと事実をお伝えしようと思います。

どうぞ3分ほどお付き合いくださいませ。

ゲストハウスに専念したくて休学という道を選択した

ぼくは、大学4年次を休学しています。

その理由は、ゲストハウスのオープンに全エネルギーを使いたかったから。

そしてうまくいかなかった場合は、就職するという逃げ道も残したかったからです。

大学1年次から、起業家育成とコンサルティングを両立している会社とお付き合いがあり、連続起業家のメンターのアドバイスをいただきながら、ゲストハウスを立ち上げようとしていました。

コンセプトはジャパニーズポップカルチャー

ゲストハウスについては、以下の記事で解説したので、ご存知ない方は読んでいただきたいですが、簡単に言えば、日本人や外国人のバックパッカーが宿泊する安宿のこと。

ゲストハウスとは?宿泊するメリット・ホテルとの違いを徹底解説!

ゲストハウス界の状況については2月の記事で、記載しましたが、2020年の東京オリンピックに向けて東京では飽和状態であり、なかなか厳しい状況ではありました。

ゲストハウス業界がかなりカオス。Takuandの運命はいかに…

そこで考え付いたのが、ゲストハウスに強いテーマを加えてコンセプト型にしてしまうということです。

よくあるゲストハウスは1階がカフェ&バー、2階〜3階が宿泊スペースと言ったようにオシャレで安く快適な空間を提供するゲストハウスがほとんど。

そこで、外国人の一部の熱狂的な日本好きのゲストが、間違いなく惹かれるであろう「アニメ・漫画・ゲーム」などのポップカルチャーをテーマにしたゲストハウスにすることに決めました。

まだ日本にそのような宿泊施設はなかったですし、ビジネス的にも可能性があると発案時は自信を持っていました。

2018年6月、事業譲渡の話をもらった

ブログには書いていませんが、2018年2月の春休みから動き始めてはいました。そして6月。急展開を迎えます。

守秘義務の関係上、ブログに詳細を記載することはできませんが、とあるゲストハウスの経営者の方から「ゲストハウスを譲渡しようと考えているが興味はないか?」というお話をいただきました。

もともと、ゲストハウスについて相談させていただいた方で、驚きの譲渡提案。

条件としては、譲るのであれば
・保証金込みで600万(要交渉)
・賃貸で契約のため、家賃は50万円ほどかかる
の2つでした。

そこから、自分で収支計画を練ったり、改めて考えているコンセプト案について紹介できる機会をいただき、お金の問題さえ解決できれば喜んで事業譲渡するよという結論に至りました。

今思い返しても、自分が人に恵まれていたと思います。

ぼくの今の力量で1ヶ月100万以上を動かせるか

その時のぼくの心境としては、「とんでもない絶好のチャンスだ。そしてこれを逃すと、正直実現は難しいかもしれない。」でした。

ゲストハウスは、数年経営されており、現在進行形でお客さんが入っている。そして一番コストがかさむ初期費用(物件確保・DIY・法律の申請)がほぼかからないというメリットがありました。

一方でネックとなるのは、固定費。家賃は50万円。それにSECOMなどのセキュリティーやシャワーなどの水道・光熱費が毎月、固定費として出ていきます。さらにアルバイトを雇って、自分にも給料を入れるとなるとだいたい月に100万円が出ていく計算です。

もちろん、事業譲渡の話が来る前からシュミレーションはしていました。

しかし、全ての数字が自分にのしかかり、うまくいかなければ借金が増えていくという状態があれだけ怖いのかと思ったのは、話がきてからだと即答できます。

その時の自問自答は「1ヶ月100万円以上を動かせるかどうか」でした。ぼくの収入はブログ運営やその他を合わせて10万円程度。

そんな人間がいくら年間収益では黒字とは言え、ゲストハウスを経営できるかと考えると「厳しそう」でした。

サポート会社も検証不十分でお金を出すことが難しい

ちょっと待てよ。

起業家を養成する会社がバックについてきてくれるんでしょ?と思ったかたもいるかもしれません。

結論から言うと、「現時点では出せない」というのが会社側の回答。

実はその話がきている時、まずは民泊レベルでアニメや漫画で装飾した部屋で民泊をしてみようという決定がなされていました。

だから、出せないという回答をもらっても違和感はありません。当然だと思ったし、ぼくが逆の立場だとしても同じだったはずです。

そのため、600万円を調達するために、他のベンチャーキャピタルに話をかけにいく必要が出てきました。

著作権関連の法律がなんとも言えないグレーゾーン

今でもこれはもっと早くから徹底して回答を出しておけばよかったと思いますが、ポップカルチャーをコンセプトにした時の著作権がグレーゾーンでした。

実績のある弁護士の方にも相談させていただいたのですが、「時と場合による」という回答しかできないとのこと。

6月には、大阪のゲームバーがお客にゲームを貸し出したという名目で逮捕された事例も発生していました。

全国初、ゲームバー経営者ら逮捕 任天堂、カプコンの許可得ずソフト貸し出し、著作権侵害疑い 京都府警

宿泊施設とはいえ、共有スペースでは漫画の貸し出しやゲームのプレイを考えていたぼくにとって、このニュースはかなりネガティブなものに感じました。

必ずしも著作権はアウトではないけれど、有名になればなるだけ訴訟リスクが上がるビジネスモデルもなかなか危険ですよね。

ゲストハウスを一旦諦めた。応援してくださった方すみません。

上記の内容を踏まえ、自分なりに熟考した上で、ゲストハウスの事業譲渡のお話はお断りしました。

一番大きかったのは金銭面ですかね。

人生に”もし”は存在しませんが、固定費がもう少し安ければ迷わずやっていたと思います。

しかし一言でまとめれば、全て自分の力不足に尽きます。

経営するシュミレーションも甘かったし、何より法律面をクリアできておらず、物件も未確定。そんな中でブログで宣言したのもよくなかった。

何より、今回は無理でも次の機会を待とうという情熱も持てなかった。起業家を名乗るには足りなすぎるといったところでしょうか。

結局ぼくは、一旦ゲストハウスの立ち上げを諦めました。

ただし、一旦諦めるだけです。また可能性があれば、もっと自分に力をつけて5年以内に素敵な宿泊施設をつくれたらと思っています。

自己肯定感がとんでもなく下がった。今は指針がない。

正直なことを言うと、大学1年次からの目標だったゲストハウスが、実現一歩手前までいったものの、達成できなかったことで自己肯定感が下がったままです。

いつかのアンチコメントで全部中途半端男というコメントをもらいましたが、その通りだなと思います。悔しいですけどね。

結局、口だけになってしまったかという感じです。また1つ学びました。成長はしたと思います。

自分を信じられないことは悲しいことですね。知ってはいましたが、体感してます(笑)これから自分の決めた約束は守って、またコツコツ自信をつけていくしかないのでそこは頑張っていたらなと。

まあこんなクヨクヨもしてられないので、ブログとSNSに振り切って活発的に動いて行きますよ〜!!!

ということで、これにて中村創ゲストハウス編は終了。ゲストハウスTakuandに関わってくださった方々ありがとうございました。そしてごめんなさい。またやる時があれば力を貸してください!その時までどうぞおろしくお願いします。

ゲストハウス編は終わりますが、今後、中村創の挑戦新編が出てくると思います。今度は口だけにならず行動しまくっていきますので、もう一度だけチャンスをいただけたらと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。明日からの記事でお会いしましょう。ではまた!